歯科コラム

ラバーダム防湿について

こんにちは🦷

阿倍野区のエール・ドール中川歯科クリニックです⭐️

皆様、「ラバーダム防湿」についてご存じでしょうか?🧐

「ラバーダム防湿」は、歯の周りにゴムのシーツを張る処置のことです。

治療中のお口の中は、唾液中の細菌など常に感染にさらされています。

特に根管治療(歯の神経を抜く治療のこと)の最中、歯の内部に唾液が侵入してしまうと、内部で細菌感染をおこしてしまうため、せっかく治療した歯がしばらくして再治療になることがしばしば起こります😢

この「ラバーダム防湿」は根管治療の場合に必須と言える程有用な処置ですが、日本での普及率はわずか4~5%程度に留まっています😭(つまり、日本中ほとんどの歯科医院で行っていないのが実情です。)

当院では根管治療の場合、必ずすべての症例で行っています👍

また、当院にお越しになる患者様は以前の歯科医院でラバーダム防湿を経験されていない方が大半ですので、どのような処置なのかを治療前にご説明し充分ご了解いただいてから行う様にしています。

↑歯の周囲にクランプというリングをかけ、ゴムのシーツを広げています。
歯周囲に唾液が侵入しない様に、 フロスとレジンでしっかり封鎖します。
このあと、ヨード製剤で周囲を消毒し無菌化します。

↑今回は、右上3番(犬歯)に大きなむし歯が出来てしまったため、根管治療を行いました。

↑ラバーダム防湿を行いながら、根の先まで神経を除去し治療器具を通しています。

↑根の先まで感染物質除去が終わり、最終的な封鎖を行う根管充填を行いました。
(レントゲン写真に白く写っているのが根管充填材です。)
毎回、ラバーダム防湿をきちんと行っているので根尖病変(治療中の細菌感染が原因で生じる根の先の病巣)の発生を極力抑えることが出来たかと思います。

このように当院では、根管治療の際にはラバーダム防湿の他、マイクロスコープ(手術用拡大顕微鏡)、CTによる精密検査、ニッケルチタンファイルやMTAセメントの様な最先端機器も駆使して、非常に精度の高い治療をおこなっています😆

当院で根管治療を受けられる際には、これらを行った上で精度の良いかぶせ物を製作しますので、希望される場合にはぜひ一度ご相談下さい✨

エール・ドール中川歯科クリニック

大阪府大阪市阿倍野区阪南町2-2-2

Tel:06-6629-3028

URL:http://www.ailesdor.dental/

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