歯科コラム

フッ素塗布によるむし歯予防について

こんにちは。
阿倍野区のエール・ドール中川歯科クリニックです🦷

すっかりセミも鳴き始め、暑い夏になりました🌴開業から早一ヶ月が過ぎ、おかげ様で毎日多くの患者様にお越しいただいています🌟


さて、当院では患者様へのむし歯予防の方法として、フッ素塗布を積極的に行っております😌
フッ素に含まれるフッ化ナトリウムという成分が歯の表面エナメル質に取り込まれ、う蝕病原菌(むし歯細菌)の放出する酸に対して溶けにくくなる効果があります。もちろん、歯磨き粉にもフッ素は含まれていますが1,450ppm(小児用は950ppm)とごく低い濃度しか含まれていないため、これだけではむし歯予防が非常に難しいです😭


当院で使用しているフッ素フォームには9,000ppmという6〜7倍の濃度が含まれておりこれを年1〜2回塗布すれば、むし歯予防に非常に有効です👀

↑ 当院で使用している塗布用フッ素フォームです⭐️
取り込みの良い酸性のものと、味の良い中性の2種類が
あります。泡状のフォームを歯に塗布し、一定時間作用させます。


患者様から時々受ける質問で、「フッ素は体に安全なんですか?」という質問をよくお受けしますが、当院では薬事法で定められたまったく安全な濃度を使用しており、フッ素の急性中毒や斑状歯のような問題はまったくありません👍もちろん、幼児や小学生のお子様にも安心してお使いできます😌


例えば、欧米諸国では日本よりもはるかに高濃度のフッ素が使用されています。薬局では、濃度の高い5,000ppmの歯磨き粉が普通に買える他、歯科医院では22,600ppmのフッ化物バーニッシュが使用されています。また、水道水にフッ素が添加されている国々もあります。このような国々では高濃度のフッ化物を使用しているにもかかわらず、フッ素による薬害の報告はまったくありません。逆に、日本よりも格段に高いむし歯予防効果を上げています。これらの使用濃度はWHO(世界保健機関)が各国に推奨していますが、残念ながら日本では未だ達成できていないのが現状です💦


フッ素はワカメなどの海藻類、肉、野菜、飲料水など、微量ながら私たちが日常口にする様々な食品にも含まれており、実は非常に馴染みの深いものです✨ 特に、永久歯が生えたてのお子様やむし歯リスクの高い方には使用をお勧めしたいと思います。むし歯でお困りの方は、ぜひ当院の予防メンテナンスと一緒にフッ素塗布を受けて下さい😌

中川正彦

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