スタッフブログ

日本スウェーデン歯科学会認定講習会

昭和町駅前の歯医者エール・ドール中川歯科クリニックです。

こんにちは😊
歯科衛生士の岡部です🌈

4月に入り、待ちに待っていた桜の季節がやってきました🌸
新生活が始まった方々も多いでしょうか??😊✨

さて今日は、先日受講したスウェデンティスト認定講習会の感想&そこで得た情報をシェアしたいと思います!

当院では、以前よりスウェーデン式の予防歯科・歯周病治療を取り入れていますが、今回新しい治療法やエビデンス(科学的根拠)などをアップデートするために参加しました。(本来、昨年12月の開催予定でしたが、新型コロナウィルスの影響で年明けのWeb受講となりました・・・😓)

スウェーデンといえば予防に対する意識が高いことで知られています🇸🇪

そんな予防大国のスウェーデンから、ピーター・リングストローム教授(イェテボリ大学カリオロジー科主任教授)とステファン・レンバート教授(元ヨーロッパ歯周病学会会長)のお二人から、最新のう蝕予防と歯周病治療についてお話しを聞くことが出来ました✨


歯を失う原因は大きく分けて2つありますが、1つは虫歯で、もう1つが歯周病です。

今日は第一弾として『歯周病』についてお話をしたいと思います😊

レンバート教授のお話しはまず、近年新しく改定された歯周病の分類についてでした。歯周病ひとつ取っても、患者さんによってその病状や進行の程度は大きく異なります。それらを細かく分類して診断名を新しい基準に沿って決定するのが世界的な動きとなっています👀

スウェーデンのような歯周病治療の先進国では、長年の実績ある研究データを元に、各病態に対して推奨される治療法を定めたナショナルガイドラインがあります。それらエビデンス(科学的根拠)に基づいた治療法を選択することが、治療を成功に導くために重要とのことでした。

現在、スウェーデンは新型コロナウィルス感染者数が特に増加している国のひとつでもあり、院内感染対策に関するお話しも聞けました👍

また、歯周病治療や予防メンテナンスでお口の中を清潔に保つことで、COVID-19の感染リスクを下げる可能性もあるのではないかということでした🤔

歯周病は、成人の約8割が罹患している病気だと言われています。

◯ハブラシをすると出血がする
◯口の中がネバネバする
◯口臭がある
◯ものが噛みづらい

などの症状が当てはまる方は歯周病の可能性が大きいです😭

お口の中にはさまざまな菌がいますが、普段は悪玉菌と善玉菌、そして日和見菌(どちらにも属さない菌)のバランスが保たれています。
しかし、免疫低下や悪玉菌の増殖により、均衡が崩れ歯周病が進行してしまうのです。

では、なぜ悪玉菌が増えるのでしょうか💦
お口の中の菌たちは、互いの代謝物をエサとして生きています。これを『栄養共生』と呼びます。
そして、悪玉菌の大好物は、日和見菌が代謝する物質だということが研究でわかったそうです!

日和見菌だけを見ると悪さはしませんが、悪玉菌と協力してしまうと大変なことになるんですね…😭

そこで、大事なことは「お口の中の菌を減らし清潔に保つこと」なのですが、やはり毎日のハミガキが重要になります。

毎食後のハミガキと、できれば寝る前にも磨いていただくのがベストです🙆🏻‍♀️!

それから、定期的に検診を受けていただくことで、ハブラシでは届きにくい奥歯や、歯ぐきの中まで綺麗にすることができます(歯)✨

歯周病は虫歯に比べると痛みも出にくく、気づかないうちに進んでしまうことが多い病気ですので、早期発見・早期治療のために当院では3ヶ月に1度のペースで定期検診をおすすめしています。

健康で快適な生活を手に入れましょう!😊

今回このようなセミナーに参加してみて、改めて歯周病や人体、菌について知らずにいたことも多くあり、奥深さを感じました。
次回は虫歯についてのお話をさせていただきます🍀

エール・ドール中川歯科クリニック

大阪府大阪市阿倍野区阪南町2-2-2

Tel:06-6629-3028




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